賭け事について

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マカオのカジノが2010年までに
9ヶ所増え、35ヶ所になるとの報道があった。


カジノと言えばラスベガスかマカオと言われるくらい
どちらも至る所にカジノがあり、まさに外国という感じだ。

アメリカに留学している妹がギャンブル好きの兄を思い、
『ラスベガスは空港にもスロットの機械があるよー。』
と嫌味を込めたメールを送ってきた事を思い出す。


中国政府の発表なのでどこまで信じて良いか分からない情報だが、
マカオのカジノは今年収益の面でもラスベガスを抜き、
北京五輪、上海万博までの旅行者の増加を見越して
勢いは止まらないようだ。



皆さんカジノに行った事があるだろうか?



ルーレットやバカラ、ハングリー・タイガーと呼ばれるスロットマシンや、
ダイショウと呼ばれる(サイコロ3つを使う遊び)チンチロのような
中国特有の遊びもある。


賭け金やチップが高いイメージを持っている方も多いと思うが、
マカオのカジノに関して言えばチップは必要なく、
スロットなどは2HKドル(32円)から遊べる。


会員制の金持ちのクソ共が集まるカジノ以外は
大抵24時間営業でカジノは市民の娯楽として定着している。



日本には何故カジノが無いのか?



大阪に住んでいた時、
舞州(まいしま)という無駄な外観の無駄な施設ばかりのある、
埋め立てた島自体が無駄という埋立地に
カジノを誘致するという噂を何度か聞いた。
(舞州は五輪誘致の為に建設されたが、誘致失敗。
埋立地だけに、その五輪の埋め合わせにカジノだったのかもしれない)


その後も石原都知事などのカジノ解禁に積極的な発言を聞くと、
やはりカジノは大きな収益になることは間違いなく、
東京都も大阪府もカジノを設立したいようだ。



地方のトップをも屈服させて、カジノ設立を反対しているのは誰か?



詳しくは知らないが容易に予想は立つ。
多分、競馬屋とパチンコ屋などの現存のギャンブル業界だろう。
力は弱いが競輪、競艇界も黙っちゃいないはず。



悲劇のヒーローナリタブライアンと
天才・武豊の存在でブームに火がついた競馬界。

たまに行く競馬場にはボクと同い年くらいの
若いカップルがイチャつきながらマークシートを
愛の共同作業で埋めていた姿をしばしば見かけた。
(ジャマです、死んでください。)

オヤジの趣味とされていた競馬が若者にまで広がり、
既に市民の娯楽として定着している。

その後人気は下降線を描き、
100年に一頭の逸材と評されたディープインパクトが
涙モノのラストランで引退を飾り、
あの名馬に匹敵するサラブレッドがいなくなった今、
ブームは終わると予想される。



パチンコ屋も最近は行政の規定がドンドン厳しくなり、
(これは風俗店経営、広告、パチンコやスロット台のシステムの規制
など多岐に渡り色々な要素があるが割愛)
ボクの予想ではここ3~4年を目処に、
1/4のパチンコ、スロット屋が閉店に追い込まれる見込み。



この競馬人気の陰り、パチンコ屋への行政の規制を見ると、
いよいよ日本でカジノ開設の期待が高まる。



カジノができたら皆さん行くだろうか?



まずできるとしたら東京都で間違いない。
借金大国の大阪府も是非誘致したいところだが無理。
府知事が中川家の弟(太)に似てるから。

もしできたらTDLと共に東京都の観光地として
人が集まるに違いない。


週末は10時からパチンコ屋
 ↓
1時くらいから競馬場でメインレース観戦
 ↓
その後パチンコ屋へ
 ↓
夕食を食べたらカジノへ
 ↓
夜は徹夜でマージャン

と、ダメ人間街道まっしぐらの生活も夢ではない。



日本のカジノ解禁に賛成のボクはいったい何を言いたいのか?



もし日本にカジノができたら行きたい人は行けば良い。
しかし決して負けてはいけない。


競馬、パチンコ屋、カジノとギャンブル業界が不況知らずなのは
ギャンブルのシステム自体がすでに胴元が儲かる仕組みになっているから。
競馬は100円から賭けることが出来るが、
100円買った時点で既にボク達は25円損をしている(主に税金)。

競艇、競輪もシステムは同じで、
パチンコも似たようなモノである。


しかも不況の時ほどギャンブル業界は景気が良い。
不況でボーナス無し → 一発当てたい → イチかバチかの賭け
という人間が増えることにより、一層儲かる仕組みになっている。
宝くじなども同じ。


そのバカのなけなしのお金がどこにいくかと言うと、
政治家(国)の私腹を肥やしているだけ。



そんな血と汗が滲んだ大切なお金をドブに捨てることになる前に、
この「小市民ギャンブル」の伝道師、さむらいぶるーが教えます。



カジノで絶対負けない必勝法。



 1 先ず冷蔵庫やタンスの下着の下から100万円を取り出す。
    (無い人はオレオレ詐欺で金策)

 2 諭吉っちゃん一人ひとりにキス。
    (フリーキック前の、ボールにキスするジーコをイメージ)

 3 おもむろにその諭吉達を茶封筒に。
    (当たり前のようにしてはダメ!あくまでも小市民的な態度で)

 4 一張羅のジャケットを郷ヒロミのように羽織る。
    (ココは格好良く『ジャパーン!』を付けるとなお良し)

 5 ジャケットに100万円を仕舞う。
    (『来月も頼んまっせ、ダンナ。』と「ミナミの帝王」の
    竹内力のモノマネでリラックス)

 6 100万円を気にしてオドオドしながら電車へ乗る。
    (あくまでも小市民的な姿勢を保つ)

 7 100万円を気にしてオドオドしながら電車に揺られる
    (痴漢に間違われた場合は『ジャパーン!』と
    郷ヒロミのモノマネでお茶を濁す)

 8 変質者に間違われて鉄道警備の管理室へ。
    (『ジャパーン!』で許してもらえなかったら1万円で示談)

 9 99万円を気にしてオドオドしながら歩いてカジノへ。
    (タクシーを使っては絶対にダメ!とんだオノボリさん!)

10 初体験の方はカジノのボディチェックで高級感を満喫。
    (金属探知機でチェックされる時
    ソープで全身リップされてる時のような顔で)

11 取り合えず記念撮影。
    (多分警備員に止められるので1万円を渡して和解する)

12 98万円全額チップに交換。
    (10万円ずつとかは絶対にダメ!
    ここは裕次郎をイメージして優雅に、そしてさり気なく)

13 ルーレットの場へ直行。
    (ホールガールのケツには目もくれずルーレットへ)

14 取り合えず静観。
    (一言も喋っちゃダメ!茨城から来た事がバレてしまう!)

15 賭けのルールを決める。
    (50万円勝ったら必ずやめる。)

16 勝ちをイメージトレーニング。
    (勝ち金で風俗に行くイメージを100回脳内でリピート)

17 いよいよ勝負の時。賭け方はレッドorブラック
    (番号を推理して大金を稼いだ人はサクラ!惑わされないで!)

18 5千円分のチップを、赤黒どちらでも良いから適当に賭ける。
    (前の色の反対とか、赤のみとかルールを設けると良い)

19 勝ったらまた5千円赤黒どちらでも良いので賭ける。
    (どれだけ悩んでも1/2の確率です)

20 18で負けたら倍の1万円を赤黒どちらでも良いので賭ける。
    (2回目も負けたら倍の4万円)

21 負け続けたらその倍、またその倍と賭ける。
    (強い意志を持って!尾崎豊をイメージ)

22 利益が50万円出るまで永遠に18~21をループ。
    (目標達成したら必ず止める!絶対に!)

23 颯爽とカジノを後にし、五反田へ直行。
    (風俗嬢との顔合わせでは『ジャパーン!』を忘れずに)



詳しい方ならご存知だと思うが、これは「ナイチンゲール戦法」
という1/2ギャンブルの有名な賭け方だ。
この戦法は基本的に「負けないギャンブル」であり、
保守的な、非常に地味で基本的に短期戦だが、とても疲れる賭け方。


ボクレベルになるとディーラーの癖を読み、
赤と思わせて裏の裏の裏の裏の裏をかいて赤だ!
とか自信ありげに言って負ける事があるが
非常に高度な心理戦になるので素人の方にはとてもお勧めできない。


スロットで大金を手にしたり、
ブラックジャックで連勝している姿を見てしまうと
ついつい大金を賭けたくなるが、この戦法に必要なのは

一気に大金を賭けない強い意志。
負け続けても諦めない強い意志。
目標達成したらサッと止める強い意志。


と自分の欲に負けない強い意志。



計算したら解ると思うがストレートで100万円負けるには
1/2の7乗で1/128回に1回という計算になり、
普通の人間なら100万円付近をウロウロするはず。
この戦法でストレートで負ける人は逆に強いヒキを持っているので
十分にギャンブラーの素質がある。


勝ち続ける事もあれば負け続ける事もある。
その時にルールを破ってしまうのは負け組み。
この倍賭け、目標金額達成で辞めるというのは考えるだけなら簡単だが、
カジノの雰囲気や自分のチンケな欲に負けて
破ってしまう人も少なくない。


コレを出来た方はブラックジャックやバカラでも
応用が利くので困った時に使うと良い。



カジノの雰囲気を味わいたいだけの人も、
3万円なら3万円、5万円なら5万円と金額を決め、
絶対に深追いしてはいけない。


ここまで述べてきた

勝っている時に止める。
雰囲気に呑まれない。


というのは以前の記事でも述べたようにギャンブルに最も必要なこと。
大金を手にした人を見たり、ビギナーズラックなどで調子に乗り
ドツボに嵌る人は多い。


更にこのカジノやギャンブルに免疫がなく、
自分がドツボに嵌っているという自覚が無いのが一番タチが悪い。



ここまでカジノやギャンブルに擁護的な立場で意見してきた
「小市民ギャンブル」の代名詞さむらいぶるーですが、



際限ない自由には自分で規律を作れる。



ギャンブルには中毒性があると認識している。



欲をコントロール出来る。



この3つの内どれか一つでも欠けている人は
浮き足立っている旅行の時などに、
間違ってもカジノには行かない方が良いと警告をしておく。


負けた金は寄付されるなら救いもあるが、
あの腹黒い政治家への賄賂となり、
愛人の為のマンションの頭金として無駄に消えるのである。



マカオで中国人の賭け方を見ると非常に豪華だ。


賭けマージャンやカードゲームで一般市民レベルでは
日本よりギャンブルに対し免疫のある中国。

金儲けに関して一般市民レベルでは
日本人より積極的な中国。


しかしマカオでは毎日のように、
カジノに夢を託し、儚く散って乞食になる者がいるという。



全財産を持って血眼になってバカラに興じるその姿に
ボクは中国人の精神力の弱さ、幼稚さを垣間見る。



精神の成熟は経済発展よりも難しい。



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間もなく日本でも公開されるシェイクスピア作「ハムレット」をベースに、五代十国時代の宮廷を描いた「女帝 エンペラー」。

日本でもヒットした「SAYURI」「HERO」などで有名なアジアNo1女優チャン・ツィーが主演することでご存知の方も多いことだろう。


このチャン・ツィー、日本では好感度が高いが、
ここ北京ではかなりイメージは悪く思われている。

何故かというと彼女は青春時代を北京で過ごしていて、
このころからかなりの男好き。

無名時代のみならず、有名な今でも男性との密会写真や、
デートの盗撮映像が世間に流れまくっている。


ボクは彼女が男好きの淫乱女であろうが、
映画さながらの純情娘であろうが彼女を愛してやまない。

あの色気のある怒った表情はたまらないし、
彼女の演技に対する姿勢はやはり素晴らしい。


『中国で好きな女優は?』と聞かれたら、
コンマ2秒で『チャン・ツィーです。』と答えることが定番となっている。
チャン・ツィー以外の女優はあんま知らんし。


彼女の「和服遠心力帯クルクル脱がされ」を見た時は失神した。(マジで)


そんな彼女の出身校である北京の「中国中央演劇学院」は、
実はボクの今住んでいるマンションの近く。


ボクはその学院に勤める李さんという教員と親しく付き合いがあるのだが、ある日ひょんなことからその方とチャン・ツィーに関する興味深い噂を耳にした。


李さんはチャン・ツィーと付き合ったことがある。



なんですと?
あの冴えない眼鏡の七三分けで、いかにも「教師やってます!」というようなあの李さん・・・
いやあのヤローとボクのチャン・ツィーが付き合った事があるという。

演劇学院なのに絵画を教えているあの嫁に頭の上がらないボケナスがボクのチャン・ツィーと付き合っているという。
(学院の演劇科は少数精鋭で30人程度。)



近くに飲み屋街的なところがあるので、
たまに学院を散歩した後に飲みに行くのだが、
そこの李さんとも顔なじみのマスターと話している時にそんな話を聞いた。



ボクは無意識に、
口も付けていないビールをおいてあのヤローの元へ向かった。(無銭飲食)。

あのヤローに電話しながらチャリンコで向かった。(マスターのを拝借)



少し影のあるミステリアスな人だが、この噂は本当なのか?
そんな強いカードを持っていながら半年間の出し惜しみ。

それも作戦かもしれない。
あのヤローの戦略かもしれない。


だとしたら彼が国家主席だったら日本は今よりも苦しい外交を強いられていたかもしれない。


しかしあのヤローはしがない美術の教員。
退屈になりがちな授業でそのカードを使うべき。
『先生と一緒に写っているのは誰かな?』とか言って
生徒に若き頃のチャン・ツィーを描写させれば良い。



チャリンコでギネス記録のスピードを出し、
息を切らせている敗北感の塊に彼はこう言った。

李『急にどうした?』


フンっ、こっちが何も知らないただのバカだと思っていやがる。

止まらない息切れと敗北感によりボクは少しエクスタシーに達したが、
力を振り絞って事の詳細を話した。


敗『本当なのか?』

李『・・・あぁ。』


バーボンの似合いそうな哀愁漂う返事に虚をつかれて、
ボクは言葉を失ってしまった。


場所はまだ蒸暑さの残る夏の終わりの木陰。
時々差し込む木漏れ日に辟易したような表情で元彼は語り始めた。



彼女を始めて見たときは、
これほどの女優になるとは想像できなかったらしい。


しかし倍率400倍とも500倍ともいわれる演劇科に入学してきた
立派な優等生。

その上当時から自分の見せ方を研究していて、
演技に関してはエリートの演劇科でもひときわ偉才を放っていてた彼女は
学院でも有名だったらしい。

有名だった理由はその当時からかなり派手に遊んでいたからということも関係していたと元彼は言った。


そんな派手好きな演劇のエリートと
眼鏡がチャームポイントのさえない七三。



付き合うまでの過程を早く聞きたかった。
しかしその場の空気は、今をときめくアジアのスーパースターと交際経験のある男が、自慢げに栄光を語るのとはあまりにもかけ離れていた。


気候とリンクするようなジメジメした空気。

その空気はボクに彼とスーパースターとの想い出が決して良いものではなかったと気付かせるのに十分だった。



彼は彼女の昔の印象を語ったらうつむいて黙り込んでしまった。



彼は真面目だ。
彼は相手のリクエストを感じ取り、
嘘で興味を刺激できるような柔軟な人間ではない。




息苦しい。
とてもこちらから話し掛けられる雰囲気ではない。
ボクは彼の言葉を待った。


時間が遅い。
蒸暑かった気候がヒンヤリしてきた。

それでも待った。
待たなければならないと第六感が言った。


チャン・ツィーの話は正直どうでも良かった。
この長い沈黙の結末を知りたかった。



どれくらい経っただろう。
元彼はずっと考え込んだようにうつむいていたが、
スッと顔を上げるとボクにこう切り出した。


李『相談があるんだが・・・』


唐突な言葉に不意をつかれて返事が出来なかったボクを尻目に、
彼はまた語り始めた。


李『ボクは彼女を今でも殺したいほど憎んでいる。
  彼女の事で当時は自殺まで考えた。
  頼むから理由は聞かないでくれ。
  彼女との想い出は全て消した。
  時間のおかげで今は彼女への憎しみも薄れつつある。』


ボクは言葉を忘れていた。
それよりも、どう返して良いのか分からなかった。

彼は続けた。

李『もう関わりのない彼女に関する物で、
  今でも処分出来ない物が一つだけある。』


ボクは彼の不透明な重い過去を想い、
ぶっちゃけチャン・ツィーの事はもうどうでも良かったが、
その想い出の削除の中で残ったその特別な物が何なのか
非常に気になった。

『それはどんな物?』すら出てこないボクに彼は告げた。



李『写真なんだが・・・』



なーんだ、写真かぁ。
日本ならそれなりに価値がある。売り方も色々ある。

しかしここは中国。
合成の写真なんかは腐るほどある。彼女と知り合いで本当に一緒に撮った写真もニセモノと思われたり、物質的な価値は薄い。



李『その写真、彼女のヌードなんだ。
  そこで頼みがあるんだが、それ処分してくれないか?』



チャン・ツィーのヌード写真。



低俗だが、ボクの頭に真っ先に浮かんだのは「欲しい!」だった。

その時は彼が出まかせを言っている可能性は考えもしなかった。
どうでもよくなっていたチャン・ツィーにまた炎が灯った。


動揺を隠しながら冷静に返した。


ボ『どうして自分で処分しない?』

李『・・・・・。』



ボクは半分は彼が処分できない理由が分かっていた。

売らない理由は、売る過程において彼が関わったと知られれば、
彼は間違いなく職を追われるだろうし、
もし裁判沙汰にでもなれば彼は一生臭い飯を食う可能性だってある。

うまく売れたとしても、
情報を得た中国人が金の為に公安に情報を売るかもしれない。
公安はこのような事件に喰い付きが良い。
公安関係者からゆすられる可能性もある。



ボクは暫し考えたあと彼に告げた。


ボ『引き受けてもいいが、処分はしないかもしれない。』

李『あぁ、構わない。』



短い会話の後、二人で李さんの学院内の教員寮に無言で向かった。


普段より長い道のり。
李さんには悪いが、気持ちは嬉しさが半分、怖さが半分。


李さんは任務を遂行するかのように
並木の間をすり抜ける近道を通って行く。

早く終わらせたいという気持ちの表れだろうか?
彼の息遣いが10メートル離れたボクにも聞こえる。

後ろを一度も振り向ず。

すれ違う学生の挨拶も聞き流しながら。



部屋に着くと李さんは冷蔵庫から冷やしておいた500mlのミネラルウォーターを取り出し、一気に飲み干した。

いつもなら必ず聞く『何か飲むか?』という気遣いも無い。



李さんは机に向かうと、
一冊の漢英辞書を手に取り小さな封筒を取り出した。

無言でボクに手渡し、彼はその場から窓の外を眺めていた。


ボクは無言で受け取った。
折り目が一つも無いキレイな茶封筒。

封筒の中を見てみると、彼の憎しみとは裏腹に更に薄い紙で包まれキレイに保存されている、一目でそれと分かる物が入っていた。


ボクはその薄い紙から透けてみえる肌色に、
鼓動が大きくなるのを感じた。


無言で薄い紙をそっと解く・・・



一人の上目遣いの少女が写っていた。
風呂上りに一人、遊びで撮ったというところか。
濡れた髪をアップにし、右手がカメラのレンズの横まで伸びている。

ノーメイクでお世辞にも可愛いとは言えないが、幼少の頃から変わらぬその力強い眼光に、一目でチャン・ツィーと分かった。

僅かに端に写ったベッドに洋服が山積みされている様子に、
当時の派手な学院での姿を連想させる。


人目に触れるはずの無かったこの一枚の写真には、
少女の小振りの乳房までもしっかりと写っている。



タバコを燻らせずっとカーテンの隙間から窓の外を見ていた彼に、ボクは肩越しに『彼女の家か?』と聞いた。
他にも聞くことはたくさんあるだろ、と自分でも思った。

思ったが聞けなかった。


背中で『そうらしい。』と答えた彼は、
冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出しボクに渡した。



それを半分飲んだあと、ボクは彼に

『少ないが、とりあえず・・・』

と手持ちの1200元を渡そうとした。


ここでこの行動は間違いという事は分かっていた。
ちっぽけな金の為では無い事も分かっていた。

ただ、彼の想い出に真っ先に私欲がよぎった申し訳なさと、
ボクを信じて、この「パンドラの箱」の処理を託してくれた彼への、精一杯のお返しで無意識の行動だった。


彼はフフッとはにかみ、

『それを受け取れるなら、自分でとっくに処分してるよ。』

と付け足した。
彼は写真を仕舞うようにボクに言うと

『飲みに行こう。』

と言った。



家を出てからずっと無言の二人。



バーまではタクシーで5分程度。
終始無言の二人に運転手は訝しげな表情を見せた。

彼はずっと景色を眺めていた。
彼が何を思っているのかは知る由も無い。



タクシーを降りるとき、
いつも『俺が出すから。』と強引な彼が今日はさっさと降り、
一人で行き付けのバーに歩いていった。

お返しの出来ないボクへの彼なりの心遣いだと思う。



バーについた彼は無言でオープンテラスに座り、
マスターに『ビール2本。』と言った。

そしてビールを一口飲んだ後、『オレなぁ、』と急に喋り始めた。


15の時当時好意を寄せていた女性に男のシンボルを蹴られた話や、
大学時代の絵画の先生が巨乳で、家に帰ってはその先生の胸を想像しては絵を描いていた話など、彼はくだらない話を延々続けた。


別人と喋っているようだった。
いつも彼とは真面目な話が多い。
日本の政治や中国の問題点など、ボクが聞きかじった言葉で相槌を打つという感じが多かっただけに驚いた。


酒の勢いか、ボクも痴女に遭遇した話や、
彼女とセックスしていたらギックリ腰になった話など、
くだらない話で彼に歩調を合わせた。



ボクが話をしている時、彼は子供のように笑っていた。
これも酒の勢いか、以前の様な影のある感じは全く無い。



バーではチャン・ツィーの話は当然無く、政治や経済の話とも程遠い、中学生の様なくだらない事を二人で延々と喋った。



スーパスターと交際した彼が過去に何を経験して、
「パンドラの箱」に何の意味があるかは今でもあやふやだし、
聞いても意味が無い。


しかし、その呪縛から解き放たれた彼は、
以前の影から脱皮し、人間として一歩成長した事は間違いない。


彼の子供の様な笑顔に心地よいヒンヤリとした風。



幸福感に包まれながらボク達は一晩中語り続けた。



                   (完)





ボクは迷ったが、
この「パンドラの箱」をこのブログで公開しようと思う。



興味のある方は下のリンクをクリックして見て良いし、
彼への冒涜だ!という方は見なくても良い。



受け取り方は人それぞれだと思う。

しかし確実に言えるのは、
写真をよーく見たら彼の思いが少しは分かるはず。



ボクも中国での生活があるので3日のみの期間限定とさせて頂く。

中国のネットに詳しい知人からの提言で、
安全が確実に確保できる最長の期間だそうだ。



彼の思いが皆さんに届く事を祈って。



「パンドラの箱を開ける。」



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このブログのカテゴリに「ギャンブル」というのがある。
なのでギャンブルについて無理やり書こうと思う。


かなり早い時期からパチンコ屋に通い、歳を重ねるごとに麻雀、競馬と覚えていき、時には真夜中にオカマと共に花札を打ち、違法経営の裏カジノにも行ったことがある。

ギャンブルとボク。
関係はずっと良いが、相性は少し悪い。


でも中国に来て初めて天安門に行った時、
誤ってギャンブルを川に落としてしまって、そしたら「ブクブクブクー」って神様出てきて、

『あなたの落としたのは金のギャンブルですか?それとも銀のギャンブルですか?』

と聞くので、少し謙遜して、

『金っぽい銀のギャンブルです!』

って言ったら神様が

『銀は蟹江だよ。』

って訳の分からないこと言いながら「ブクブクブクー」て川の中に戻ってしまい、成す術なくそのまま自然消滅してしまった。

残ったのは行き場を亡くしたギャンブル魂。



でずっとギャンブルからの連絡も無く過ごしてたんですけど急に

『内モンゴルおいでよ。』

てギャンブルに言われたので旧正月を利用して行ってみた。



失敗した。
最初はそう思った。

『何もない。』と行った人全員が口を揃えて言う内モンゴルですが、
本当に何もない。


ボクの内モンゴルでのミッションは「牛乳工場の見学」のみだったので、まぁ時間に換算して二時間。必死で説明する牛乳工場の広報に対し『広い。』しか口にしないボク。
しかしここで気付く。


青島ビール工場に行った時に『二度と工場見学は御免です。』と手を掲げて宣誓したはずなのに、また過ち繰り返してる。


もう一つ気付く。



ボク、牛乳キライ。



でまぁミッション自体ヒマで娯楽もなくて、ギリギリ1個クラブがあるくらいで『どう乗り切る?』て時になんとなくゲーセンに行きました。


そこで「ストⅡ」と感動の再会をするわけですが、もう一つ大きな再会があった・・・


そう、ギャンブルとである。



ここのゲーセンに、スイカとかリンゴとかあってデジタルが次に止まると思う図柄にベットするという、ルーレットみたいな機械があるんですけど、普通日本ならこれは子供の遊び。日本と何が違うかというと、このゲーセンは、


勝ったコインを換金できる(中国でも違法)。


という素晴らしいシステムなのである。
んで後ろでニヤニヤしていたギャンブルからの

『楽しんじゃいな。』

の一言でボクのギャンブル魂に火がついた。



ボクの中で「ギャンブル」というのはただのストレス発散ではない。じっくり研究し、金を稼ぐ。これが「ギャンブル」で、博打とは一線を画している。

パチンコのボーダー計算、スロットのモーニングやハイエナ、最近ではディープインパクト一点勝負という研究の数々を誇る「小市民ギャンブル」の代名詞、



どうも、samuraiblueです。



ギャンブルで大切なのは研究。
手っ取り早いのは勝っている人がどんな賭け方をしているか見る。
いきなり金を注ぎ込むのは愚の骨頂。

ボクもマニュアルに習い、勝っている人を探す。

すぐ発見。

んで見る。

見る。

凝視。

見られる。

でも見る。

メンチをきる。

メンチをきり返される。

『何メンチきってんだ。』に備える。

『あれ?白石さんじゃ・・・人違いでした。』を思い付く。

すぐに却下。

また見る。

草葉の陰から見る。

草葉の陰からそっと見る。

草葉の陰から息子を想う両親のように見る。

『ご飯ちゃんと食べてる?彼女はできたの?』

『もうええって、ちゃんと食べてるから。あと野菜送らんでええ、自炊せえへんから。』

『そうか。アンタ大学でケッタイな研究してるみたいやけど、しっかり研究せぇや。』

『もうええって、今やってるから。何もないなら切るで。』

『冷たいなー。』



時間にして30分。
どうやら勝っている人は必ず「牛」に賭けている様子。
「牛」というのは、二つあって50倍、100倍のデカイ役。
確率は低いけど、毎回賭けていればボーダーラインは超えると判断。

早速「牛」に賭ける。

「牛」に賭ける。

「牛」に祈るように賭ける。

「牛」に祈るように電話を掛ける。

「モーしもし。」

この駄洒落により、人間ランキングが下がる。

諦めずに「牛」に賭ける。

「牛」に賭ける。

「牛」と賭ける。

「牛」と掛けて「ドラゴンボール」と説く

その心は・・・

「チチ」が出る。

結構ウマイが、結局駄洒落なので人間ランキングは下がる。



一度に大きな金額を賭けていたので中国人が周りを取り囲んで、
サイン会というか集団リンチみたいになってきて、「こいつバカだなー。」とか思われながら賭け続けた。不安になるボク。

不安になる。

不安になる。

別れ話かと不安になる。

「風邪がうつるからキスはダメ」に別れ話かと不安になる。

「風邪がうつるからキスはダメ」はやっぱ別れたいってこと?と聞く。

「そう、別れて」とやはり不安は的中。

「別れたくない」と泣きすがる。

「もう終わったの、私達。」と倒置法で言われる。

ヒモ同然だったので今後の生活も不安になる。

楽しかった思い出を語る。

「それワタシ通じないから。」と言われる。

「じゃあ、最後にもう一回だけやらせて。」と言ってみる。

「パチン!ダダダダダダッ。ガチャッ、キィー、バタン」

人間ランキング急降下。

なぜかブログランキングも急降下。



大抵のパンピーはこの辺でへタレて、諦める。
でも自分の理論を信じ、諦めずに賭け続けた結果、
テロリロテロリロリーーーンと「牛」に止まる。

しかも普段の二倍。ギャンブルの大切なスパイス「運」を味方につけ、会場を沸かす。ギャンブルも「流石だな」という表情。
外野のザワメキ冷めやらぬ中、すぐに席を立つボク。

席を立つ。

席を立つ。

鳥のように席を立つ。

鳥のように跡を濁さず席を立つ。

時には娼婦のように跡を濁さず席を立つ。

黒澤年雄の帽子のこだわりが気になって席を立てない。

でも娼婦は毎回のように跡を濁して席を立つ。

「まだ出てないよ?」

「でも・・・☆JI・KA・N☆ワガママ言っちゃダ~メ☆」

「何時まで?」

「11時32分まで。」

「あと二分あるじゃん!!」

人間ランキングまたもや急降下。

娼婦のキライな客ランキングは急上昇。

飛ぶ鳥を落とす勢い。



1400元(1元≒15円)の換金、純利益678元。
この地方の平均月収が大体1000元くらいなので、ここの人達にとってはかなりの大金である。

換金する時すごい数の中国人に囲まれてヒーローみたいになってたけど、換金所のオッサンにはすごいにらまれた。お金が足りず、ポケットマネー出してた。
周りの人は羨ましそうにボクを見ていた。



どっか行け!オゴらへんぞ!



ギャンブルで一番大切なのは「勝っている時に辞める」である。
ここでやめようか、でも次勝ったら、でも怖いし、コレで十分だけど・・永遠に終わらない煩悩にみんな負けるのである。


負け犬共が!



ディープインパクトの時も下手な3連単買うより、一点賭けの方がよほど賢い賭け方である。(1.0倍とかゆう時もあったけど)



ボクはその678元を持って、ギャンブルとともに麻雀を打ちに行き、600元近く負けました。



ギャンブルのチンカス!!



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